十文字グループは、企業理念である「地域と我々の潜在能力を引き出し、真に価値ある食品づくりを通じて、豊かな食生活に貢献する」のもとに事業活動を行い、「人・動物・環境の健康の実現」に向かって努力していますが、国連において採択されたSDGs(持続可能な開発目標)をあるべき社会の姿と共感し、その実現に向け努めてまいります。
製造工場では多くの女性が活躍
十文字グループ全体で従業員数は1,686名(2023年時点)。地域に根差した事業拡大に伴い、採用活動を積極的に行うことで、岩手県北の雇用創出に貢献しています。
従業員の約6割は女性で、子育て世代の社員も多く働いています。2023年の育休取得率は女性100%、男性72.7%となっており、男女ともに働きやすい職場環境に努めています。
社内勉強会(社長自ら講師を務める)
十文字グループでは、経営計画発表会で年度方針を社員全体で共有し、各部門においても勉強会等の教育の場を設けています。社内では資格取得支援制度を設け、社員が積極的に資格を取得できるよう環境を整備しています。
また、外部コンサルタントによるカイゼン活動を通して、入社間もない若手社員が社内の仕組み改善に取り組んでいます。
人の健康に寄与する食品を作っている社員の健康こそが重要であるという方針に基づき、社員の健康増進に積極的に取り組んでいます。各事業所へ健康コーナーを設置、毎朝の体操の実施、全社員の健康診断の受診等、社員が日ごろから健康を意識する機会を設けています。登山や運動会など社内レクリエーションを開催して、若手社員からベテランまで幅広い世代に運動を楽しんでもらっています。
毎朝の体操
社内レクリエーション
(フォトラリー、BBQ)
製造部運動会
マラソン大会や子どもたちのアイスホッケー大会などの主催をはじめ、各種大会の協賛を通じて地域のスポーツ振興を積極的に行っています。
また、製造工場では地域の方々に工場を身近に感じて頂くため、年1回感謝デーという鶏肉の直売会を行い、当社の製品に親しんで頂いています。
小中学生のアイスホッケー大会
当社製品直売会 感謝デー
久慈あまちゃんマラソン
当社では鶏糞を発電用燃料として再利用し、一般家庭約10,000世帯分の発電を行っています。また燃焼後の灰は、肥料原料として利用され、資源循環に努めています。
グループ内7事業所において太陽光パネルを設置するなど、再エネの導入や省エネに取り組み、エネルギー原単位の対前年度比1%削減を目標に努力してまいります。また、自社の遊休地を活用した植林の取り組みを行っております。
バイオマス発電所
2023年6月太陽光発電開始(八幡平工場)
植林体験
十文字チキンカンパニーグループでは、種鶏の飼育、雛の孵化、若鶏の育成、加工まで一貫体制で行い、一連の生産活動において命を捧げてくれる鶏たちのためにも、無駄の発生を最小限に抑える努力を続けています。そのために、飼育技術や製品歩留りの向上を目指し、日々研究を重ねてまいります。
SDGsとは、Sustainable Development Goalsの略で、持続可能な開発目標を指します。すべての人々にとってよりよい、より持続可能な未来を築くために国連で採択された目標です。貧困や不平等、気候変動、環境劣化、繁栄、平和と公正など、私たちが直面するグローバルな諸課題の解決を目指します。SDGsの目標は相互に関連しています。誰一人置き去りにしないために、2030年までに各目標・ターゲットを達成することが重要です。